浦島太郎とオシーン
あるテレビ番組で、おとぎ話や童話などは実際にあった話が語り継がれて形やストーリーなども少しづつ変わって現在に至っていると取り上げられていました。
日本のおとぎ話でも誰もが知っている「浦島太郎」の物語も実際の浦島子(うら しまこ)さんという男性の方のお話が日本書記に記されており、そこから少し変化が加わったそうです。
アイルランドには、ケルトの神話がありまして、その中に浦島太郎に似たお話があります。
フィアナ騎士団のフィンの息子オシーンは、常若の国(チル・ナ・ノグ)から愛を捧げるために長旅をしてきた王の娘ニヴァと恋に落ち、若さに溢れ、太陽の光が燦燦と降り注ぐ美しいチル・ナ・ノグに一緒についていくことになりました。
そこでは美味しい食事にお酒、毎晩繰り広げらる豪華な歌と踊りの宴会など、何日も楽しい日があっという間に過ぎました。3年が経ったころオシーンはふと友人や家族に会いたくなり、自分が住んでいた国に帰りたくなりました。
ニヴァは帰れるように白馬を用意しましたが一つだけお願いをオシーンにしたのです。
どうかこの白馬から降りて、大地に足をつけないようにしてください。もし、そうしたならば二度と私たちは会うことができないでしょう・・・と。
白馬に乗って戻ったオシーンを待っていたのは、誰も知っている人のいない、見たことのない風景でした。
近づいてきた人たちに話を聞いてみると、ずっとずっと昔に消えていなくなってしまったオシーンという騎士団の息子がいた。心配した王様や友人たちが探し続けたが、結局見つからなかったのだという。
悲しみにひしがれるオシーンは偶然、白馬から落下しその大地に足をつけてしまったのです。
すると、みるみる髪の毛は白髪になり、目も見えなくなり、やせ細った老人になってしまい白馬も二度と現れることはありませんでした・・・。
というものです。このお話にもいくつかパターンがあるようですが、浦島太郎のお話に良くにていますよね。
あるパターンでは、この話を実際に聖パトリックに自らしたというものもあるようです。
※写真はイメージです。実際にオシーンが戻ってきた場所でも浦島子さんがいた場所でもありません(笑)
ケルトの神話・・・日本のおとぎ話・・・実におもしろい!!
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