魔女の丘
何とも不思議な遺跡の宝庫なんでしょう・・・。
特にダブリンに程近いミース県はニューグレンジやナウスを含む世界遺産ブルー・ナ・ボーニャ、タラの丘などでも有名な場所ですが、他にもここロックリュー(Loughcrwe)も素晴らしく謎めいた場所。
通称、魔女の丘とも呼ばれており、その昔不思議なパワーを身に着けようとここの4つの丘を魔女が次から次へとジャンプしました。そのときに身に着けていたエプロンから落ちた石によって今の遺跡群ができたという伝説があります。その魔女は最後の丘へ到着する間際に落ちて死んでしまったそうです。
そんな魔女の丘。
特に重要視されているのが、カーンTと呼ばれる石塚です。4つある丘のうち カーンバーン276mにあります。
普段は扉に鍵がかかっているので室内を見学するためには、ロックリュー・ガーデンという施設で鍵をお借りする必要があります。ただ、他の方が借りてしまったら戻ってくるまで待つか、丘の上で一緒に入るかしかありません。すれ違ってしまうパターンもあるのでカフェで休憩しながら待つことをお勧めします。そんなときは素敵なお庭を眺めながら、ゆっくりしましょう。
さてさて、話は石塚へ戻りますが、
5mの通路を抜けて室内へ入っていくと敷石と呼ばれる石で分けられています。それも跨いで入っていくと他にも3つの小室が敷石によって分けられており、その小室全てが持ち送り式という作り方で天井部分ができています。なんとも精巧に作られたモニュメントでしょう。本当に感動しました。
しかし、それと同じくらいに感動したのが、壁や天井にたくさん刻まれたデザインの数々。
その数が半端ない。至る所にはっきりと刻まれています。
敷石で区切られた室内
北側部分には、魔女の椅子と呼ばれる石も。これは魔女が座っていたもしくはコナート地方の女王メイヴが座っていたとも言われるもの。
このカーンTの入り口は東を向いており、春分の日と秋分の日の朝陽が入り口を通って室内を照らすような仕組みにもなっています。
この丘の頂上付近にはその他にもカーンTを囲むように6個の塚が残っており、崩れてはいるものの通路部分がはっきりとしているものや壁に渦巻き模様などが残っているものも。
ニューグレンジも印象的で大好きなモニュメントですが、ここロックリューも興味深くまた訪れたい場所に間違いありません。
アイルランドの魅力の一つである神秘的な遺跡。
まだまだ行ったことのない、謎に満ちたものがたくさんあり、興味が尽きません・・・。
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