聖パトリックの日 その2
いよいよ来週に迫ってきた聖パトリックス・デイに向けて3週連続でお送りしている新企画。
第2回は、聖パトリック・デイ フェスティバル どうお祝いするの?
アイルランドに戻ってきて、布教活動をしていたパトリックはタラの丘でアイルランドの王の中の王、ハイ・キングと面会します。
一説によれば、二人は人智を超える壮絶な戦いを繰り広げたとか、話し合いをしたなどと言われていますが、兎にも角にもハイ・キングにキリスト教を説いたことによってアイルランド全土に布教することに成功しました。
タラの丘の聖パトリック像
聖パトリックが、右手に持っているのは、シャムロックです。
よく三つ葉のクローバーと間違われてしまいます。それもそのはず、シャムロックはクローバー科の植物なので、全く違うものではありません。クローバーに比べると葉っぱがハートマークに近いのが見分けるときのヒントではないでしょうか。
ケルトの神話にもでてくる神聖な植物であるシャムロックを手に取り、パトリックは「これをよく見て下さい。3枚の葉のように見えますが、1つにつながっているでしょう。キリスト教の三位一体(父と子と精霊)トリニティもシャムロックと同じですよ。キリスト教もドルイド教も同じですよ。」と説いたそうです。
シャムロックはアイルランドの国の花でもあります。
アイルランドのお土産屋さんにもシャムロックの種が売っています!!
去年の夏に自宅にて栽培してみました。種を撒く時期は、いつでも大丈夫だそうです!
そして、そのパトリックの命日の3月17日には、シャムロックを身に着けたり、ミサに行ったりするようになりました。
アイルランドでは、何世紀もこの日をお祝いする伝統が続いていましたが、1903年に正式な祝日となりました。
現在で見られるような大規模なパレードで、パトリックスデーをお祝いする形式は、実はアイルランドではなく、アイルランド系移民の多いアメリカ合衆国から始まったそうです。1762年の3月17日にイギリス軍の兵役に参加していたアイリッシュの兵隊がニューヨークの街を行進したのが始まりだそうです。
日本でも各地でパレードが行われています。
是非、皆様も緑色のグッズを身に着けてパレードに参加しましょう!!
第3回は、「聖パトリック・フェスティバル直前情報」です。
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