アラン諸島旅行記
今日はアランセーターの発祥地として有名なアラン諸島をご紹介します!
アラン諸島とはアイルランドの大西洋岸にある島々のことで、一番大きなイニシュモア島、真ん中にあるイニシュマーン島、一番小さなイニシィア島の3島からなります。
それぞれの島へ行く方法は二つあります。
①コネマラ空港(ゴールウェイ市内から車で約1時間)から飛行機
10分ほどで島に着きます。
飛行機といってもセスナなので、搭乗人数は8人ほどです。
風が強い日は欠航になってしまいます。
②ロッザヴィール港(ゴールウェイ市内から車で約1時間)かドゥーラン港(ドゥーラン村の中心部から車で5分)からフェリー
フェリーの場合は、所要時間40分ほどです。
船内には売店やトイレもあります。
こちらも波が高い日は欠航になってしまいますが、よっぽど大荒れでない限りは出航するそうです。
私は7月にロッザヴィール港からフェリーでイニシュモア島に行ってきました!
それなりに大きなフェリーなので、普段は揺れはひどくないらしいのですが…
私が行った日は風が強かったので、船がかなり揺れました。
乗り物酔いが酷い方は、十分お気をつけ下さい。
さて、「ドン・エンガス」という古代要塞があり、観光客の間で一番人気なイニシュモア島。
この島を観光する方法は主に、ミニバスツアー、馬車、レンタル自転車の三つです。
バスツアーは3時間ほどで10ユーロ。港の近くにバスが数台待機しているので、運転手さんに話しかけます。
馬車もフェリー降り場の近くに待機していますので、話しかけてみてください。
自転車で島を回りたい!という方は、レンタルサイクルショップで借りてください。港のそばにあるキルナロン村にショップがたくさんあります。料金は10ユーロ+デポジット10ユーロです。(デポジット分は返却するときに返してもらえます)
私はレンタル自転車を借り、村の北西にあるドン・エンガスを目指しました。
しっかりしたマウンテンバイクで変速は16段階くらいできました。
フェリー降り場でもらった地図によると、キルナロン村からドン・エンガスに行く道は二つあります。
一つは島の真ん中を横断するコース。もう一つは海沿いのコース。
私は行きに海沿いのコースを選び、帰りに島の真ん中を横断してきました。
海沿いのコースは舗装された道でした。
途中何箇所かで休憩したり写真を撮ったりしつつ、40分くらいでドン・エンガス付近まで行けました。
綺麗なビーチを発見。天気のいい日は人気みたいです。
自転車をとめてドン・エンガスのチケット売り場へ!(入場料3ユーロ)
そこから15分~20分ほど歩くと、断崖絶壁に到着。
寝転がって下を眺めている人がいました。
柵などはないので注意が必要ですが、見下ろすとかなり迫力があります。
そしてその先には石が積まれてできた砦があります。
ドン・エンガスとは先史時代の遺跡で、かつては軍事的要塞として、また政治、経済の中心地であったといわれています。
宗教的な儀式が行われていたともされるこの砦は3000年以上前のものらしいです。
そして帰り道。
今度は島の真ん中を横断するコースを選んだのですが…
ずっと砂利道でした。
上り下りも激しくてけっこう体力がいりました。
そこらじゅうに山羊や牛、馬がいます。のどかです。
そして40分ほどで村に戻ってきました。
フェリーの出航まで時間があったので、村にあったパブでアイリッシュコーヒーを飲みました。
パブで盛り上がる地元のおっちゃんたちの話を聞くと…ゲール語らしき言葉を使っていました。
そうなんです、アラン諸島は今でもゲール語が日常的に使われている地域なのです。
(もちろんパブやホテル、お土産屋さんのスタッフは英語が通じます。)
また、この村には大きなアランセーターのお店があります。
お土産にアランセーターを!という方は是非覗いてみてください。
今回は日帰りで行きましたが、島の自然や雰囲気を楽しみたい方は一泊されることをオススメします。
私も次回は宿をとって島中をサイクリングしたいと思っています。
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