シネ・メトゥ Sine Metu とはラテン語で「恐れ知らず」という意味。
アイルランドのウィスキーで有名なジェームソン一族のモットーです。少し説明を加えると、あたって砕けることを恐れないということではなく、様々な出来事や出会いを恐れずに迎え入れる心構えを意味しているそうです。

先月、3月にリニューアルオープンしたオールド・ジェームソン・蒸留所

入り口を入るとガラリと雰囲気の変わったカウンター。
ところ狭しと皆さんウイスキーを楽しんでいました。

ツアーを待っている間も、ジェイムソンの歴史を感じることができ、
ガイドさんと回る一つ一つの部屋が何ともおしゃれ

ジェイムソンの製造過程もわかりやすくポイントを押さえて説明してくれ、製造段階での香りや色の違い何かもわかりやすい。
リズムの良いガイドさんの説明に引きこまれながら、あっという間の試飲タイム。


最後はお土産もの屋さんものぞきつつ、入り口付近のカウンターにてもう一杯。
ジェイムソン+ジンジャー+ライム もしくは ジェイムソンを選べます。私は前者を飲みましたが、これがまた美味しい。ジンジャーで割ったらなんかもったいないような気もしますが、3回蒸留した滑らかなジェイムソンに、更に爽快感も加わって、最高。
渋くワン・キューブで飲むか?それとも爽やかにジンジャーで飲むか?
あなたはどちらを選びますか??

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コナートの女王 メイヴ
彼女はとてもパワフルな女王様だったそうです。戦いに行く際には、自ら騎馬戦車に乗り込み、先頭を行く。王様はその後を、徒歩でついて回ったそうです。
有名な話の一つにクーリーの牛争いがあります。
メイヴは夫のアリルよりも強い権力をもっていたが、夫が所有するフェンベナフという牛よりも優れた財産を持っていなかった。そこで、メイヴはアルスターの地クーリーにいる褐色の牛ドウンを見つけ出し、手に入れようとする。そこで7年にも渡るクーリーの牛争いと言われる戦いが始まりました。この戦いでは、半神半人のクーフリンも登場し活躍します。
そのメイヴ女王が眠るのが、ここノックナレア Knocknarea スライゴー県

キャロウモア古代遺跡群の近く(車で約5分)でもあります。
駐車場より、徒歩にて山頂を目指すと約30分ほどで頂上へ到着します。ただ、足場は岩だったり、結構、急勾配だったりするので、休憩しながら慌てず登りましょう。途中には、お馬さんが2頭いたり、羊さんたちが閉じ込められて?いたり。遠くに見えるであろうバンベルベンの山も素晴らしい。



忘れてはいけないのが、登山口にある小さなお店。近所に住むマルティナさんが笑顔で出迎えてくれます。
彼女、お店のすぐ裏に住んでいるそうですが、ケルトの神話や近辺の情報にも相当詳しい。
コーヒーを注文して、声をかけてみると、この辺りのおススメの遺跡を丁寧に教えてくれました。それだけでなく、辺りの地図やらパンフレットやらたくさん見せてくれました。穴場のインフォメーションセンターに間違いありません。
是非、訪れた際には、声をかけてみて下さい。素敵な笑顔のマルティナさんです。

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2月28日のパンケーキの日でも少し触れましたが今週の日曜日はイースター(復活祭)です。
十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に復活したことを記念・記憶するキリスト教において最も重要な祭りです。
基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」にお祝いする移動祝日でもあります。2017年の今年は4月16日(日)がイースター。14日(金)が聖金曜日(グッド・フライデー:キリストの受難と死をお祝いする日)、17日(月)はイースター・マンデーといいアイルランドは国民の休日になっています。
子供たちの学校も2週間くらい休みになるようです。
パンケーキの日から禁じられていた乳製品、卵、肉類などが復活祭の日に初めて解禁されるために、その日の食卓には動物性食品が並びます。
卵自体が復活のシンボルでもあり、古来より豊穣のシンボルでもある。
今ではお菓子を詰めたイースターエッグや中が空洞になったチョコレートのエッグなどが店頭に並んでいます。
アイルランドで忘れてはいけないのが1916年のイスター週間に起こった立てこもり事件「イースター蜂起」です。
昨年はちょうどイースター蜂起100周年記念でいつもよりも盛大なパレードがダブリンのオコンネル通りで行われました。
イギリスから独立するため、各グループの若き指導者たちがダブリンの街の主要ポイントを占拠しました。その中心でもあったのが今もある中央郵便局(GPO)で、今もその激しい戦いを示す銃痕が柱に残っています。
リーダーのうちの一人、パトリック・ピアースは独立のための宣言書をそこで読み上げ、立てこもりました。
イースター休暇で、手薄になっていたイギリス軍でしたがすぐに体制を立て直し、1週間以内に主要リーダー達を逮捕、そのうち14名はキルメイナム刑務所に収容され銃殺されてしまいました。
そのイースター蜂起を大きなきっかけとして1922年アイルランドはイギリスから独立し、アイルランド自由国に、そして1937年に共和国となりました。
去年発行された2ユーロ記念コイン。
アイルランドを擬人化したハイバニアンが描かれ、1916と2016という年号が刻まれています。
各国異なったデザインのコインですが、アイルランドで発行されているユーロコインには通常ハープが描かれています。もしかしたらご旅行の際にはこのコインも手元に来るかもしれませんで見てみてください。

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ヨーロッパの美しい村30選にも選ばれたキルケニー
私の大好きな村の一つでもあります。その大好きな理由:その2 エールビール
エールビールをご存知ですか?
アイルランドはギネスビールに代表されるスタウトやジェイムソン、ブッシュミルズなどなどなどウィスキーだけでもなく、琥珀色したエールビールも人気があります。
その代表の一つがスミズウィック Smithwickです。注文するときにちょっと発音しずらいのですが、アイルランドのパブではそれぞれ銘柄がビールを注ぐタップに表示されているので、伝わりそうになかったら指して注文すればOK!!
その昔、キルケニーの街にあった修道院で作られ飲まれていたそうです。ウイスキーも作っていたし、ケルズの書も残していたりとアイルランドの修道僧たちの活動は本当にすごいですね。
醸造所は1710年にジョン・スミズウィックによって作られ、現在はその跡地でスミズウィック・エキスペリエンスとして試飲もできる見学ツアーが行われています。

エールビール自体もたくさんの種類があって、まだまだ私も全て飲みきれていませんが、他にもキルケニーなども有名です。キルケニーもスミズウィックも大好きで(もちろんギネスもラガーも)、個人的には前者はクリーミーさがとても魅力的、後者はのど越しがすっきりした感じでしょうか。ちなみに焙煎した大麦を約10%混ぜるのがギネスビール、約5%混ぜるのがエールビール、混ぜないのがラガービールとそこでも違いが生まれてくるそうです。
アイルランドを代表するエールビール、スミズウィックですが、海外に輸出したところ中々、売り上げが伸びなかったそうです。一つの原因として注文時にやっぱり発音しづらいと。そこで、キルケニーというエールビールを作って輸出したところ売り上げは伸びたというエピソードも。
スミズウィック・エキスペリエンスでは、修道僧やスミズウィック家の人たちが映像を通して語りかけながらツアーが進んでいき、とてもフレンドリーなガイドさんが製造過程も丁寧に説明してくれます。

そして、何よりやっぱり嬉しいのが、最後の試飲タイムです。
現在では、伝統的なレッド・エールだけでなく、ペール・エールやブロンド・エールなどから試飲を選ぶことができるのも何ともたまりません。

そして、最後に忘れてはいけないのが、スミズウィック・グッズのお買い物です。
オンラインでは買うことのできない、ここでしか手に入らないお土産物が、豊富に揃っておりますので、お見逃しなく!!
弊社、ダブリンからのキルケニー日帰りツアーでもスミズウィック・エキスペリエンスを観光します。
是非、キルケニーを訪れてみてください。
キルケニー城&クラフトツアー
さあ明日のパブツアーでは絶対スミズウィックを飲むぞ~~~(笑)
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