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アイリッシュ通信☘

〜ダブリン在住スタッフよりお届けする、アイルランド旅行&生活情報〜
アイルランドのゴルフ おまけ 2021.08.27
アイルランドのゴルフ その③ 2021.08.26
アイルランドのゴルフ その② 2021.08.26
アイルランドのゴルフ 2021.08.26
ダブリンから日帰りで行ける場所⓺: Tayto Park 2021.08.03

2016年の冬至は

行ってきました!ニューグレンジ!!
去る12月21日、そうです冬至の日に。

え??当選したのですか?
いいえ(笑)今年もモニュメント内に入るための抽選には落選していたものの、やはり神聖な冬至の陽の光をその場所で味わってみたかったもので。

朝からダブリンは雨模様。これは・・・無理でしょうと思いながらも車を走らせていると晴れ間は見えないものの雨は止んできました。ニューグレンジの空は到着する頃には雨もすっかり止んで・・・これは!?という僅かな期待も。

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ただ、その期待も虚しく、太陽が昇ってくるであろう地平線には分厚い雲が横たわり、太陽を覆い隠していました。
それでも、集まったたくさんの人たちは、その地平線の先をを見つめ、祈りを捧げ、バウロンを叩き、踊りを捧げ・・・とそれぞれに期待を胸に。
室内に太陽の光が差し込むのは8時58分から9時15分までの約17分間のみ。
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「Ohhhh~」っと歓声が上がったのは、9時20分。
分厚い雲の合間からほんの、ほんの一瞬だけ暖かい光が辺りを照らしました。

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あとほんの5分早ければ、室内の中にいたであろう25名の方たちは体験できたはず。
しかし、これがアイルランド。その時の天候に左右されてきたのは5200年前の人たちも同じはず。
今日、室内に入った人たちが、どこから来たかはわかりませんが、ちょっと離れたダブリンから来ただけの私が、がっかりしているようでは、もっと遠くの街から、もしくは他の国から今日の日のために来た人に怒られちゃいますね。
太陽は照らさなくても、その場に居れただけでも感謝しなくては。

また来年、今度こそ抽選で当たるように、気持ちをこめて投票します!!
皆さんも、お越しの際には是非、投票してみて下さい。(投票箱はブルー・ナ・ボーニャ ビジターセンターの受付後方に設置してあります)

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アイリッシュ・ウルフ・ハウンドも訪れていました。この子は、これでもまだ仔犬だそうです。

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The Winter Solstice

12月21日は冬至の日。英語で言うとThe Winter Solstice

一年で一番夜が長い日・・・ということは、次の日から少しづつ日照時間が伸びていく夏の始まりでもあります。
狩猟民族から定住型の農耕民族へと変わり、牛や羊の家畜を飼い、大麦や小麦を育てていた約5200年前の人々は、1年のうちで、今がどの季節にいるのか、そして、いつ種を撒いて採取すればよいかを知る必要がありました。
アイルランドに数多く残されているモニュメントは、そう言ったカレンダーとしての役割もありました。
世界遺産ニューグレンジはその代表的なものの一つで、冬至の日の朝8時58分から9時15分までの約17分間のみ地平線から上がってくる太陽の光が、ルーフボックス(天窓)と言われる小さな隙間を通り抜け、室内を暖かく照らします。
時間の経過とともに、日光の差し込む角度が変わるために、室内は元の冬の暗闇に戻る。その当時の人々は、冬至の日を知る天文学的な知識とそれを測定するモニュメントを作る建築学に非常に優れていたことがわかります。
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実際に、冬至の光を室内で体験できる人数は毎年25名。(内部はそんなに広くないので、これが定員です)そして、その25名は抽選で選ばれます。ニューグレンジのヴィジターセンターに応募箱があり、毎年3万通を超える応募が世界中からあります。
これが「第一」の運試し!・・・?ん?第一??
 第2の運試しは、当日の天気ですね。
もし、運良く抽選に当たったとしても、その日が曇りや雨で太陽が現れないと、室内は17分間、冬のアイルランドの真っ暗闇に包まれたままとなります。(ちなみに冬は、そんな天気の日が多い・・・)
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まあ、冬至の太陽光を浴びることができなくても、その日にニューグレンジを訪れるだけでも神聖な太陽のパワーを感じることができると思いますし、実際にたくさんの人が周りに集まります。

残念ながら今年も私は抽選に漏れてしまいましたが、果たして今年は無事にニューグレンジの空は晴れるのでしょうか?

 ( 注意 ) 写真は、2014年12月21日撮影。その日は特別に撮影が許可されました。通常のツアーでは、室内の撮影はNGとなっておりますので、ご注意下さい。

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クリスマスツリーはいつまで飾るの??

と、その前に!みなさん、いつからクリスマスツリーを飾るのでしょうか?

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オコンネル通りのクリスマスツリー

クリスマスは「キリストの降誕」をお祝いするというのはご存知かとは思いますが、キリストの誕生日であるそのクリスマスまでの準備期間をアドベント(待降節)と言います。期間としては11月30日に一番近い日曜日を起点として、クリスマスイブまでの約4週間を指します。そして、海外ではクリスマスツリーを12月25日から飾り付けるのが一般的だそうです。クリスマス当日に家族みんなで飾り付けを行い、健康や幸せを願う飾り物なのですね。

さて、本題に戻りますが、
クリスマスツリーは、1月6日の公現祭(リトル・クリスマス)まで飾り、7日に片づけるのが一般的です。
1月6日はクリスマスの12日後に当たり、降誕したキリストの栄光が公に現れたこと、東方の三博士の参拝を記念する祝日になります。
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オコンネル通り

日本ではみなさん、いつ頃クリスマスツリーは片づけるのでしょうか?
来るお正月に向けて、クリスマスの飾り付けをはずし、大掃除をして新年を迎える方が多いかもしれませんね。
アイルランドでは、年を越したら、3月17日の聖パトリックフェスティバルに向けての準備が始まります。
今度は街全体が、緑色に染まっていきますよ!!

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新商品のご案内

今回は、新商品のご案内をさせていただきます。

①アイルランド歴史ツアー/キルメイナム刑務所&歴史博物館

1916年に起こったイースター蜂起と言われるクーデターは、ご存知ですか?
イギリスからの独立を求めるアイルランドの各グループが力を合わせて、イギリス軍と向かい合いました。このツアーでは、主にダブリンの主要ポイントを周りながら、アイルランドの近代史に触れていきます。

まずは、イースター蜂起の中心地とも言える、立てこもり事件のあったGPO(中央郵便局)前に、集合し路面電車ルアスにて、キルメイナム刑務所へと向かいます。そこは、GPOに立てこもった若き指導者たちが収容され、そして14名すべての方が、収容から1週間以内に銃殺されてしまうという悲劇の場所になったところです。この事件を、知った国民たちは更に独立の機運を高めました。
また、ルアスに乗って市内に戻りながら、コリンズ・バラック歴史博物館を訪れます。
ここは、もともと兵舎として建てられたものですが、仮の初代首相にも命じられた独立の英雄マイケル・コリンズの名前をつけた歴史博物館になっています。独立の歩みを紹介したコーナーだけでなく、世界各地から集められた装飾美術品を収蔵しています。


アイルランドはその後、1922年に現在の北アイルランド6県を残したまま、イギリスからの独立へと歩んでいきます。歴史的な背景の中で、悲しみに満ちた部分もありますが、その中からアイルランドの人々は、楽しみを見出すことや人に対してのフレンドリーさなどを、身に着けていったのではないでしょうか。
アイルランドを知るための近代史に触れるには欠かせないツアーになります!!



②ギネスストアハウスと有名パブツアー

アイルランドと言えば・・・緑広がる牧草風景と牛や羊、手つかずの自然、、音楽、ケルトの文化などなど魅力は尽きませんが、忘れていけないのは、ギネスビールです。

このツアーでは、公共のバスに乗ってギネスビールを製造している市内の工場を訪れます。
1759年(いいなゴクゴク、ギネスビール)に初代アーサー・ギネスにより独自のレシピで作り始められたギネス・ビールは今では世界中で楽しむことができます。ただ、ダブリンの街を360度見渡しながら、ここで飲む一番新鮮なギネスビールは世界一おいしいとの声も!!
ダブリンでは、ここを訪れなくして、どこに行くくらいの人気のスポットです。その後は、1198年創業というダブリン最古のパブ『ブレイズン・ヘッド』でもう一杯!
数多くあるダブリンのパブ、どこに行っていいかわからない?という方、また、なかなか入りづらいという方にもご安心のお得なツアーにいます。

また、お酒が苦手な方も、全然心配はいりませんよ。
ギネスストアハウスは、アルコールが苦手な方にも楽しんでいただけるような、アットホームな空間になっており、豊富なお土産ものコーナーもあります。展望フロアでは、ソフトドリンクを飲みながら、市内の素晴らしい景色を楽しむこともお勧めです。パブの雰囲気もガイドと共に体験できる貴重な時間になること間違いなしです。


③キルケニー城&クラフトツアー

キルケニーは、ダブリンから車で約2時間の郊外に位置する中世の面影を残す美しい街です。街を流れるノア川を背景に高台に建てられたキルケニー城を訪問し、当主であったバトラー家のコレクションである見事な家具やタペストリー、各当主の肖像画など当時の豪華さを感じながら城内を散策します。城内から眺めるお庭の広大さと裏庭にあたるバラ園、そして、街並みはみなさんを魅了するはず!!

また、キルケニーは1710年創業の伝統あるスミスウィック醸造所が作られた街でもあります。ダブリンのギネスビールと並び、アイルランドで最も有名な銘柄、琥珀色のレッド・エールを試飲してみてはいかがでしょうか?

そして、もう一つ忘れてはいけないのが、伝統工芸が盛んなアイルランドの品々を集めたデザインセンターと陶芸家ニコラス・モスの工房です。日本でも人気の素朴な味わいと温かさに満ちた豊富な種類の陶器の数々は、ご自宅のキッチンを彩るばかりでなく、お土産物としても嬉しい逸品です。実際に職人さんたちの様子を伺いながら、素敵な陶器たちの世界に迷い込んでみませんか?

ダブリンの郊外に専用車で向かいますが、盛りだくさんの観光スポットとクラフト好きには何ともたまらない一日です。


以上、新商品を3つ紹介させていただきましたが、現存の商品も引き続き魅力溢れるラインナップとなっております。
是非是非、皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。

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朝もやの先に

ウィックロー・アイルランドの庭 半日ツアーのレポートが届きました。

ダブリン市内でも車のフロントガラスが凍結する朝が増えてきました。路面凍結は、通勤通学の時間帯には平気なようですが・・・。
12月1日(木)に、ウィックロー・アイルランドの庭 半日ツアーへ行ってきました。お昼に近づくにつれ、気温も上がってきましたが、安全確保のためサリー・ギャップは通らずにパワーズ・コートを案内させていただきました。

グレンダ朝もや

朝一番で訪れたグレンダロッホは、霜が辺り一面を覆い、素晴らしく厳かな空気に包まれていました。
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6世紀に聖ケヴィンさんがキリスト教を広めるために作った教会群。その当時の冬も写真のような日があったはずです。フレッシュな空気を吸って、心身共に修行に励んだのではないでしょうか。

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朝もやのかかった湖。張りつめた冷たい空気と白い息。
修道僧たちの厳しい生活が目に浮かぶような、心洗われる時間でした。

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