オーガニック・ファーム体験記
ダブリン近郊のオーガニックファームでファームステイをしています。
この時期(冬場)は、
収穫や出荷等の華やかな作業はなく(それはそれで大変な作業な様です)
収穫期をイメージして農場全体の手入れ作業が主な仕事です。
野菜は其々によって必要な栄養素が異なります。
連続して同じ野菜を同じ畑で収穫すると、土壌内の栄養素が偏って摂取されるので
野菜が良好に成長することができません。
その為、一年毎に収穫する野菜の配置を変更していくのです。
10年に英国の人気オーガニックショップ
「デイルズフォード・オーガニック Daylesford Organic」が東京・青山に
日本初進出。その頃から日本でも多くのオーガニックに関する記事を目にする様に
なりました。
私も週末に行われている青山ファーマーズマーケットへ何度か足を運びましたが、
マーケットではどうも私自身納得のいくオーガニックライフがイメージできず、
逆にオーガニックとは何!? という疑問が強くなりました。
そんな私の質問攻めにも、
話し好きで陽気でフレンドリーなアイルランド人の性格も手伝ってか、
いつも分かりやすくてユニークな返答がかえってきます。
収穫期(繁忙期)とは異なる冬場の農場は地味ではありますが、
その分ホストとのコミュニケーションが十分な程に取れるのは
この時期にしかできない貴重な体験なのかも知れません。
作り手の立場から見たオーガニック・ライフ。
それは本来あるべき形を無理なく継続する為のやさしさにあるのだと感じ、
自然にも人にもやさしい、オーガニックを通じて人の暖かさを知る。
オーガニックとは、食材やコスメといった製品だけを指すものではなく、
やさしさという愛情に満ち溢れた「心のあり方」なのだと納得しました。
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